古典芸能への招待 歌舞伎「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」

 高麗屋三代襲名披露の歌舞伎座二月公演から「仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場」をご覧いただきます。
37年前初世白鸚が襲名披露狂言として由良之助を演じ、孫の染五郎(現幸四郎)が力弥を演じたこの演目を
今度は現白鸚と孫の現染五郎が演じます。「七段目」の由良之助は廓(くるわ)で遊ぶ色気とあだ討ちを志す
忠義一途な心を両輪に勤める難役。
幸四郎改め二代目白鸚の「深き心」の由良之助を堪能できる見応えのある舞台です。