「生類憐みの令」により「戦国時代の気風=命を大切にしない気風」を一変、近年上がる徳川綱吉の評価

「生類憐みの令」は、当時の日本はまだ中世〜戦国時代の暴力的な気風が残っていてそれを改めるための教育・統制政策の一環であった。

この法令の全文を読めば解るのだが「旅途中で病気になった宿泊客を外に捨ててはならない」や「病気の家畜を外に捨ててはならない」等、現代では当たり前の事が記載されている。
(また、犬を大切に扱ったことから、野犬が横行する殺伐とした状態も消えた。)
逆に言えば当時はこれ等は日常茶飯事だった事も意味し、この法令が現代も続く「命の大切さ」を生む基礎となった。

結果、綱吉時代が一番景気が良く、また江戸の街も一番治安が良かったのが事実で、あの時代ではあり得ないほど日本は世界に誇る非常に先進的で平和的・文化的国家だった。