朝倉病院事件
 2001年、元職員の告発により事件が発覚した。同病院に入院していた40名以上の患者が不審な死を遂げている事が明らかになった。
同病院に入院していた患者の多くは身寄りのない高齢者や生活保護受給者であり、事件が長年発覚しなかったのはこのような境遇の患者が多かったことが影響していると見られる。

 入院患者たちの手足や身体を拘束し、治療を受ける必要のない患者にIVHという点滴を投与するといった行為が行われていた。
このIVHとは、本来は自力で食事が摂れない患者に対して投与する高栄養の点滴であり、治療を受ける必要のない人にこの点滴を投与した場合、体内の栄養のバランスが崩れてしまい多臓器不全を引き起こすことがある。
その他にも、手術を受ける必要のない患者に不必要な手術を行う、手術室ではなく一般病棟で手術などの非人道的な行為が行われており、これらは診療報酬目当ての不法行為であったと思われる。

 2001年7月に廃院となり、同病院は廃墟として長年残されていたが、2021年に病院の建物は全て解体されて病院跡地は更地となった。
その後2022年12月1日にドラッグストアセキ春日部米島店が開業した。