ナチ 本の略奪 アンデシュリデル 国書刊行会
ナチが略奪したのは美術品だけではなかった。世界を思想的にも制覇しようという彼らの野望にとって、厖大な量の本や資料を略奪し
それを用いて「敵」を研究し尽くすことが、不可欠な手段だった。

ナチスによる焚書は悪名高いけど、それに留まらずに侵攻・占領した地域から大規模、組織的に本の略奪も行っていた事実を追求した一冊
ナチの言うところのユダヤ的・共産主義的思想を抹殺するという目的だけでなく、占領した民族の歴史・宗教・言語に関する知識を独占することで
統治を円滑に進めようとした狡猾な戦略があったんだおね
そして少なくない略奪図書が今でもドイツ各地の図書館や博物館に眠っているという暗い現実…(・□・ `)


百本組手二十八本目
17度ですお ( ー`□ー´)