足立遠元

足立氏は武蔵国足立郡を本拠とした在地豪族で、遠元の父・藤原遠兼が武蔵国足立郡に土着し、遠元から足立を名乗ったとされる。
頼朝が下総国から武蔵国に入った10月2日に豊島清元・葛西清重父子らと共に武蔵武士で最初に迎えに参上して、
頼朝が鎌倉入りした直後の8日、武蔵国足立郡を本領安堵された。これは、頼朝による東国武士への本領安堵の最初である。
武士出身でありながら公文所寄人に選ばれるなど、坂東武士の中にあって文官的素養を持つ人物であった。