メンバーは小島、敦子、早苗の3人で8回の膝タッチ(11秒)、
続きで16回の肘と膝あわせ(20秒)で計24回の連続膝上げの
後、早苗の模範演技を挟んで、16回の踵タッチ(21秒)。この
頃のテレビ体操は、テンポが速い上に、徐々に動きが大きく難易度
が上がっていっても、ほとんどテンポが変わらない。動きの大きさ
と、脚を下ろすたびに両腕を真横よりもやや斜め上に伸ばし、胸を
張った美しい姿勢では小島がダントツ。ただ、このテンポで毎回こ
の姿勢をとるのはかなり大変。動きが少し大きくなる肘膝あわせに
はいると、敦子は小島ほどの動きをしていないのにふらつき始める。
後半にはいると、小島も何回か左右にふらつき、脚を上げるときに
は時折、大きく口を開けて苦しそう。それでも、脚を下ろすたびに
胸を張った美しい姿勢を続ける小島。これを続けるのが彼女の凄い
ところなのだが、さすがに両腕の高さが揃わなくなり顎も上がって
しまう。一方、動きは小島ほど大きくはないのだが、全く身体の軸
がぶれないのが早苗。さらに、ほぼ同じテンポのまま大きな動きの
踵タッチへ。こうなると小島は左右へのふらつき、リズムのズレ、
苦しそうな表情が目立ちだす。早苗が最後まで身体の軸が全くぶれ
ないので、余計に小島の左右へのふらつきや、ピアノのリズムにつ
いていこうとする必死の表情が目立ってしまうのだが、美しい姿勢
を心掛ける小島の思い出の頑張りシーンの1つだ。