きょうの世界     宗教の自由か・遺族の感情か対立激化NYモスク建設問題

対立激化、などとタイトルに銘打っておきながら、対立の構図については明確にせず
敢えて曖昧なままにしておくのには、何らかの意図があるものと考えざるを得ない。
イスラム過激派との関係も無い団体のモスク建設を『イスラム教勝利の記念碑』
『私達と相容れない存在』『テロ司令塔(共和党議員w)』などと擬える反対派の
発言からも、この問題の背景にキリスト教右派(ユダヤ教)対イスラム教といった
宗教対立としての側面があるのは確実で、この点を抑えなければ問題の本質を見失いかねない。

長引く対テロ戦争、経済危機への米国民の不満の反映が背景にあるとする
キャスター市瀬の発言からも、NHKはむしろ問題の本質を隠蔽することを望んでいると考えざるを得ない。

一般的なイスラム教徒とイスラム過激派を同一視するかのような、キリスト教右派の的外れな批判は
かえって連中の偏狭、頑迷、独善、排他的にして好戦的といった負の側面を浮き彫りにするものと言えよう。
人を裁くな、自らが裁かれぬためであるというのは、こうしたことを言ったものなのであろうかw