関東大震災の朝鮮人虐殺に関して検証してたのは興味深かった。
情報が遮断された時、人々は情報に飢え、デマを信用し易いようだ。

差別・恐れ・鬱憤は普段心の奥底に隠しているが、無政府状態になって人々の不安が頂点に達した時、ふとした切っ掛けで表に出てくる。
警察組織が発した誤ったデマに感化され、ごく普通の農民が自警団を組織して朝鮮人をぶっ殺す。
まあ全くもって村の恥なんだが、今はそんなことないと思うなかれ、阪神大震災で「朝鮮人が下町に火つけしている」
とかデマが実際に流布していたし、国会議員が真に受けて国会質疑で取り上げていたのだ。

今回の検証では、公権力(警察)のデマ流布は重大な過失だが、デマを信じたのか?軍隊が戒厳令を布いたことが、
人々を反って不安がらせ、デマを信じさせる原因になったとも推測している。

あと、朝鮮人を殺した奴らの調書があるのだが、職業は、日雇い・井戸掘り・土木業など、朝鮮人とバッティングする
下層民であり、日頃の鬱憤晴らしで殺した疑いが濃く、今のネトウヨの同じ構造であることが分かる。

http://www4.nhk.or.jp/etv21c/x/2016-09-03/31/7887/2259546/

歴史に学ぶことは多い。