大麻ラッパーUZIの華麗なる血脈…祖父は日本初サウナ開業
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「怪しげなミュージシャン」が大麻でパクられたからといって驚きもしないが、「華麗な家柄」となれば話は別だ。

 大麻取締法違反(所持)の疑いで15日、関東信越厚生局麻薬取締部に逮捕されたのは、
ラッパーのUZIこと許斐氏大(このみ・うじひろ)容疑者(43)。

 許斐容疑者は慶応大法学部政治学科卒で、1996年にデビュー。
実家が大金持ちで、慶応幼稚舎時代の送り迎えはロールスロイス。
休日は軽井沢の別荘で乗馬に興じ、自宅には父親の友人だった元横綱の大鵬や、張本勲が遊びに来ていたというエピソードを披露。

 また祖父の家には象や鷲、鹿、ダチョウなど15体ほどの剥製が飾られ、
家の中央に置かれたキリンの首を巻くように、らせん階段が備え付けられていたらしい。
「テニスの王子様」原作者の許斐剛は親戚にあたるという。

■五輪出場、実業家として成功

 許斐家はかつて九州筑前を支配していた宗像氏の分家で、許斐容疑者はその末裔だ。
許斐容疑者の祖父の半生を描いた「特務機関長 許斐氏利」などによれば、故氏利氏は福岡で生まれ、
武道家を目指して講道館に入門するものの、素行の悪さなどから、嘉納治五郎に破門される。
学生時代から右翼活動に加わり、外交官時代の吉田茂を襲撃しかけ、「二・二六事件」で北一輝の警護を務めたとされる。
政治活動をやめるにあたって、左手の小指を切り落としたそうだ。

 その後、中国で関東軍の特務機関に従事。
水面下で情報収集したり、ゲリラやテロなどの反乱勢力を鎮圧する対反乱作戦に携わる。
氏利氏は、その諜報機関の責任者として上海やハノイ、インドネシアなどで特殊工作員を率い、地下活動を行った。

 日本帰国後は戦時中に身につけた銃の腕を生かし、1956年、クレー射撃の選手としてメルボルン五輪に出場(27位)。
その際、選手村に設置されていたスチームサウナにヒントを得て、銀座松坂屋裏に日本初のトルコ風呂「東京温泉」を開業。

 ビッグな祖父を持ち、名家に生まれながら大麻なんかでパクられるようでは、ご先祖さまも草場の陰で泣いている!?