>>812
NHK公式のアナウンサーの仕事の流儀に鹿島のインタビュー記事がアップされて
いたんだけど、NHKはこういういいコンテンツを古くなったからと削除する


――記者としてスタートしたにもかかわらず、なぜまたアナウンサーに?
鹿島「もともと読むことが大好きだったんです。中学3年生のときに通っていた
学校のある町では、「朝読み」「夕読み」といって生徒たちが有線放送にのせて
朗読をする習慣があったんですね。みんなが嫌がるなか、わたしは楽しくて楽しくて!
毎日、読ませてほしかったくらい(笑)。小さいころから文章を読むこと、言葉にして
伝えることが好きだったので、ナレーションや原稿を読むことに対するあこがれは
あったんですよ。
記者をしているなかで、わたしは早い時期から"遊軍"といって、自分でリポートを
作る機会に恵まれました。同時に、自分で書いた記事を読む機会も増えてきた。
原稿を読んでいると、「読むのうまいな」なんて先輩からほめられることもしばしばあって...
かつてのあこがれがふつふつと(笑)。そして、記者として放送に接していくうちに、
ナレーションだけはアナウンサーにしかできない専売特許だと気がつきました。
入局して1年も経っていなかったけど、気持ちとして止められなかった!(笑)」

――1年目で気がついてしまった!?(笑) その後、アナウンサーにはすんなりと?
鹿島「ありがたいことにNHKでは、アナウンサー、ディレクター、記者といった職種に
あまり垣根がないんですね。お互いに本職としてのプロフェッショナルな立場は確立
されているけど、良い放送を届ける意識は変わらない。そういった背景もありましたから、
自分の気持ちに気がついてからは、ずっと上司にアナウンサーへ担務を変更してほしいと
伝えていました。さすがに、最初のころは、「まず記者として一人前になってから言ってみろ」と
上司にも言われましたよ(苦笑)。記者として育ててやりたいという親心も感じました。
でも、「絶対、アナウンサーに!」という気持ちは強かったので、こちらも折れることは
なかった。言い出してから3年目。念願叶ってアナウンサーに担務変更、それにともなって
初任地・大阪局から宮崎局に異動しました。」