■「民放が観られるのはNHKのおかげ」は民放だけ見ている者から受信料を徴収する理由にならない■

 「民放が観られるのはNHKのおかげだから、民放しか見ていない者も受信料を払え」と言う人がいます。
 しかしこれは民放局が放送するのに必要な費用の一部を、NHKが受信料から負担している状況でなければ言えません。
NHKは民法が放送するのに必要な費用の一部を、受信料から負担しているのでしょうか?

【送信側】
アナログ時代関東は東京タワーから送信していたが、これを建設・運営していたのはサンケイグループの社長を務めていた
前田久吉氏が設立した日本電波塔株式会社。デジタル時代になってお馴染みの東京スカイツリーは東武鉄道が親会社の
東武タワースカイツリー株式会社が建設・運営している。NHKは使用者として定期的に使用料を払っているだけで、他の民放各社も同じ。

「東京スカイツリー」ってなんだ?!
http://j-net21.smrj.go.jp/develop/digital/entry/001-20090408-10.html

> ただし、在京テレビ放送事業者6社側は、これまでの東京タワーと同じように、東京スカイツリーの
> 建設や経営には直接関わることなく、その放送施設(電波塔)に対して使用料を支払う形態を取る。

関西は生駒山だが、ここは各放送局が送信所を設け、各自電波を送信している。

更に主要な送信設備からの電波が届かない地域では中継局を設ける場合があるが、これは各放送局で折半です。

釧路の例
http://www.nhk.or.jp/kushiro/k/hureaimeething/hureaimeethingH18New/hureaimeething3.html

> 質問:放送局と送信所の回線や空中線と送信機の仕様などはどうなっているのか。また、民放とNHKの経費負担はどのようになっているのか。
> 回答:回線は無線回線で、空中線は双ループ形状のUHF帯アンテナで、NHKと民放4社共用のアンテナ鉄塔を使用します。受信者が同一方向に
>     アンテナを向けれるのと、コストを安く建設するためNHKと民放が共同で建設しています。経費負担は波の数によって分担します。

つづく