そもそもお伊勢参りが盛んになったきっかけは
農民の参拝からだぞ

中世の戦乱の影響で領地を荒らされ、式年遷宮が行えないほど荒廃していた。
その伊勢神宮を建て直すため、神宮で祭司を執り行っていた御師は
外宮に祀られている豊受大御神を広めるため、農民に伊勢神宮へ
参詣してもらうように暦を配るなど各地へ布教するようになった。

当時、他藩の領地を通るために必要不可欠な通行手形の発行には
厳しい制限があったが、伊勢神宮参詣を目的とする旅については
ほぼ無条件で通行手形を発行してもらえた。