「鬼滅の刃」がヒットした理由は、
週刊少年ジャンプ、及び、その出版社である集英社の「営業力」及び「資金力」に他なりません。
作品の内容だけで見れば、お世辞にもここまで流行る作品ではありません。
では、なぜここまで社会現象となったかといえば、いわゆるマスコミ、広告代理店等を使って、
「流行りを作る」という昔ながらの作戦を行い、これが見事に成功したからです。
週刊少年ジャンプは、「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」「銀魂」等の作品が終了したここ数年は、
これといったヒット作を作ることが出来ませんでした。
純粋な作品の力では現状、他誌に負けてしまっているが、
優秀な作家が現れるまで待つほどの時間も無いと判断した編集部、及び集英社上層部は、
「ワンピース」以来のテレビを中心としてメディアを使って流行りを作る作戦を行うこととしたのです。

一度、方針を決めれば、一応天下の集英社です。
資金力や営業力ではいまだに他雑誌を上回っています。
この間、主に広告代理店等に協力を仰ぐことで、テレビに出ている芸能人に、
「今、これにハマっています!」という、いわゆるステマを行える状況を作りました。
あとは存知の通り、数多くの芸能人が当該作品を推しているという発言を行うことで、
テレビを見ている層にこの作品が流行っているという風潮を作り出し、
特にテレビに影響を受ける人たちを獲得することに成功しました。