いまたまった録画をやれやれと見初めて、スゲーはまってるよ。
初めて幕末に興味が持てた。
史実を調べると文句もでてくるね。

二本松の戦いでは、子供たちを思わず守ろうと立ちはだかってのドラゴンボールみたいな銃太郎の死に方が気に入らない。
実際には、前日まで修学旅行のようにはしゃいでた二本松の少年兵たちが、翌日には最前線に送られ、いきなり隊長は瀕死。
もはやこれまでと副隊長に首をはねさせたとたん号泣する少年たち。その死体を埋めて、首だけを持ち帰ろうとするが、
官軍の猛攻に散り散りになり少年たちも次々に死んでいく。
その絶望感、少年兵の惨い現実を描いてほしかった。
前年の『平清盛』の「叔父を斬る」の回では、そういった歴史のうねりの中に巻き込まれる過酷さ、非情さが出せていたと思う。

世良修蔵の北斗の拳みたいな悪役ぶりも同様。
ドラマ表現としての誇張は許されるべきだと思うけど。
面白い作品だと思うからこそ、リアリティ成分をもう少し水増ししてほしかった。