音楽に関しては、前作『花燃ゆ』の方が『真田丸』よりも一枚上手だと思います。
とくにオープニングに至っては、ヴァイオリンで重厚感を出そうと表現されていますが、
どうもパンチが弱く、か細く頼りない印象を受けます。
最初からオーケストラとして、演奏して欲しかったというのが、率直なところですね。
その点、『花燃ゆ』は、最初から、幻想的な音楽という印象がブレること無く、
最後まで楽曲全体を支配していたような印象を受けました。
視聴者を圧倒するかのような、幻想的なコーラスが入ったオーケストラミュージックの方が、
好印象を持ちましたし、音楽だけで見れば『花燃ゆ』に軍配ありと考えています。