秀吉の衰えていく過程が丁寧にそして幾多の皮肉を交えて描かれている
初めて認知症の兆候が出るのが家康との茶室シーン
自分で殺した利休を生きてると思っている
本当は殺したくなかった、という後悔の現れなのか
そしてその「衰え」をよりによって一番知られちゃいけない相手である家康に最初に見抜かれてしまった
為政者の終焉の哀調が伝わってくる

J三木は秀吉が好きなんだろうな
この恐ろしいけれど人間味のある秀吉はJ三木と勝新だからこその傑作