ブックオフで買った 大河ドラマ大全50作リスト(2011年刊)を眺めてて思ったんだが、ほぼ10年に1度、
通常年より予算をかけて、有名原作で豪華キャスト、豪華セット、大型ロケの大作大河を作るんではないかな。
それを分水嶺として、数年又はほぼ永続の、編成、制作、路線上の変更が行われる事が多い。
こんな具合
1963年 赤穂浪士
大仏次郎の名作を村上元三が脚色。映画、歌舞伎、新派、新劇から空前の豪華キャスト。
この作から1月から12月の歴年の放送が定着
1972年 新平家物語
吉川英治の名作を平岩弓枝が脚色。主演級の豪華キャスト、金をかけたセット
大河10作目、テレビ放送20周年の記念作品
1983年 徳川家康
山岡荘八の名作ドラマ化。主役は若手だが、脇が豪華に固める。大型ロケ。役所公司が世に出た作。
翌年から3年間、近代現代大河になる。
1991年 太平記
初の南北朝物を吉川英治の名作で。豪華キャスト、大型ロケ。企画時はバブルだが、放送時に不況突入。
翌年から3年間、子会社エンタープライズの制作になる。
2000年 葵徳川三代
ヒットメーカー、ジェームス三木のオリジナル脚本。配役が豪華すぎて平均年齢高い。関ヶ原の大型ロケ。
この作から全編ハイビジョン放送となる。
2009〜2011年 坂の上の雲
司馬遼太郎の名作のドラマ化。配役が重厚すぎて重い。海外ロケやCGに金かける。
特別ドラマとして放送。この3年間、通常大河は11ヶ月の放送となる。

次は2020年前後に勝負作が来る順番のような気がする。