6、戦闘について。
  「ラムダの祈り」のように、たまにしか使わない特技が力を入れて演出されるのは歓迎。
  ただ「セクシービーム」とか「シャインスコール」のような雑魚戦で頻繁に使われる特技の演出時間が長いのは苦痛でしかない。
  この辺のバランスをもう少し考えて欲しかった。
  そもそも雑魚戦は3Dにする必要があったのか?ボス戦だけでいいのではないか?
  雑魚戦はDQ5リメイクのような速度重視の形式にして、ボス戦のみ3Dの方がメリハリがあるし容量も浮く。
  あと前出の「ラムダの祈り」なんかは手が込んでいてよく出来ているのに、
  他のれんけい技の演出がショボいのが多く、ギャップに違和感を感じた。
  容量の都合もあるだろうが、そもそも「れんけい技」の種類が多すぎるのではないか?

7、ストーリーについて。
  全体としては良かったと思うが、物語前半で「虹の枝」を追い求めることの動機付けが弱い気がした。
  命の大樹に行くのに何故「虹の枝」が必要なのか。
  「虹の枝」を手に入れれば〇〇が起こる、とハッキリしてれば分かりやすいが、その辺が曖昧だったように思う。
  それと世界崩壊について。
  最後の砦と他の地域とで温度差を感じた。
  最後の砦だけ戦闘音楽が流れていて、他の地域は町の音楽が流れてるような印象。
  (実際「最期の砦」の曲はDQ3戦闘曲のオマージュだが)

8、スキルシステムについて。
  武器をいちいち装備し直すのが面倒。
  何を装備していても、全ての特技が使える仕様にして欲しかった。
  (武器の持ち替えは自動でやってくれることにして)
  今回何が面倒って、片手剣から両手剣に装備し直すと盾も外れる点。
  この付け替えが億劫で、結局片方の武器しか使わなくなる。
  「スキルパネル」について。
  レベル99になっても全スキルの3分の2程度が埋まるくらいなシステム設計で良かった。
  スキルの種も無くていいし、あっても入手難度を上げる形で。
  でないとプレイヤー毎の差別化が図れない。

9、鍛冶システムについて。
  従来の「錬金」システムよりも数段良かった。
  レシピを手に入れないと実行できないことで、うまくゲームバランスが保たれている。
  しかも単純そうに見えて意外と奥が深い。
  ただ1点。5分のペナルティは要らなかったのでないか?
  鍛冶をやり直すにはゲームの再起動が必要になる。
  それだけでも結構待つのに、その上二重に待たせる必要があったのか?
  それとゲーム終盤でレシピの数が一気に増えすぎる。
  鍛冶に関わらず、とにかくこのゲームは終盤に詰め込み過ぎという印象だ。

10、その他。
  懐古に媚びてる割には、アイテム欄の装備品の順番が武器→盾→兜→鎧なのが残念だった。
  そこは伝統的な武器→鎧→盾→兜でしょう。
  両手剣との兼ね合いで盾を剣の次に持って来たのは分かるが、やはり違和感があった。
  あとゲーム再開時の「あらすじ」。
  日本語がてんでバラバラ。やたら詳しいあらすじもあれば、あっさりとしたあらすじもあって統一が取れていなかった。
  「あらすじ」毎に担当者が違うのだろうが、もう少し「まとめる力」が欲しかった。
  傾向で言うと、長文の「あらすじ」ほど言葉に無駄が多く読みづらかったように思う。