そしてこのトンデモパーフォマンスのアナロジーを探せば、誰もが雅仁元服式のときの
白拍子ダンサーズを引き連れてセルフコーディネートした平安パンクロックコンサート
を直ちに思い出す
ただしこれらもはただ漠然と変わった奴ゴッシーを面白おかしく映像化したのではなく
高橋教授が引用し(棚橋)強調する後白河の一大特徴を描写するためのものである
超重要ゆえ再度紹介する(以下で言うとバロック的パーフォマンス)

「政争の修羅場において酷薄と謀略、行動において遍歴と漂泊、神出鬼没。
気質において癇症と躁性。芸道精進において真摯と偏執、美意識において
新奇とバロックを本領とした」

ゴッシー描写のあれこれを思い出せば、これらの本領を活写したシーンが画面から
飛び出してきそうな錯覚を覚える視聴者も多いことだろう