西郷どん初回の視聴率が清盛を下回ったのは意外。
もっとも、関西は20パー近くBSも絶好調発信だから、不調発進とまでは言えない。
初めからマニアック路線だった清盛と比べて、分かりやすい、見やすい(聞き辛いはあった)、
初回で蒔くべき種もしっかり撒いて歴史劇としても期待の持てる内容だった西郷どんが
苦戦するようでは、大河の未来はどうなってしまうのやら心配になってくる。
一部やってもらいたくない歴史改竄(いないはずの斉彬に生まれていないはずの糸)は
あったものの、初回で西郷どん全体の構図を提示(斉彬への崇拝が後の西郷を形作る。
薩摩の男尊女卑の風土をヒロインを通じて描く)しようとした作り手の意図は理解できる。
もとより清盛にフェミは無縁であったが、近代黎明期、教育水準の高かった日本において、
そして全国的に女子まで学習熱が高まった日本で、自己実現を著しく妨げられた薩摩の風土と
それに健気に反逆した市井の一おなごを描いたら、何故フェミ大河となるのだろうか?
ホント毎度のお馴染み2ちゃん与党たちによる、女脚本家がー、平和思想がー、フェミがー
には呆れ果てる。
視点が異なる翔ぶが如くを殊更に持ち出して罵倒を始めたババアどもの頓珍漢ぶりは
述べるまでもないが、あまり酷いようならば取り上げる(基本西郷どんファンにお願いしたい)。