>>330 より続き

今回は勝、西郷の対面もあったが、勝は「幕府に方針などない。全国から優秀なものを集めて議会を開いた方がいい。長州はそ
の時に役に立つだろう。幕府は政治を私(わたくし)している」と言い、その時の西郷の表情が珍しく驚いたような表情を見せ
ている(今まではポーカーフェイスだったから)。こういう無言の中に興味を惹かれた表情をする渡辺徹の演技がいい。

天狗党は慶喜に助けを求めているが、それは出来ないと言う慶喜。

その天狗党の藤田小四郎と武田耕雲斎は、藤田が「京に絶対に行く。一橋公に会って尊王攘夷を訴える。朝廷も味方してくれる
かも」と言うが、武田耕雲斎は「我らは世間から見れば暴徒。一橋公も我らの味方は出来ない。尊王攘夷の志を示すためここで
死んだ方がいい」と意見が割れている。

新三郎とみよは天狗党の一行からはぐれてしまった。2人で死のうとするが、そこへ早川良介(みよの主人で新三郎が切り殺し
た、重吉の弟)が現れて切りあいになり相討ちとなる。

慶喜は天狗党の討伐をお上に願い出ている。