「肝練り」
それは日本人の感覚では気持ち悪くなる鹿児島県の話。

肝練りは、江戸時代の肥前・平戸藩主 が書いた甲子夜話に記述された話であり、
現代人には全否定することが困難な話である。

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甲子夜話の内容は、藩主時代の田沼意次の史実や、松平定信が主導した寛政の改革や、
シーボルト事件、大塩平八郎の乱などについての歴史的記述を始め、
社会風俗、他藩や旗本に関する逸話、
人物評、海外事情、魑魅魍魎までの広い範囲に及んでおり、

江戸時代後期、田沼時代から化政文化期の、政治・経済・文化・風俗などを知る文献
として重視されている。

平凡社東洋文庫より、
直筆原稿に基づき、正篇6巻、続篇8巻、三篇6巻の計全20巻が刊行されている。