少し気が早いが…
2023年大河ドラマ 後藤新平

あらすじ
1857年留守家の下級武士の子供として生まれた後藤新平は、 大叔父の高野長英が蛮社の獄で罰せられたことから 謀反人の家の子としてからかわれながら幼少期を過ごす。

さらに追い打ちをかけるように 戊辰戦争で水沢藩が敗退、 貧しい生活を強いられる。
しかし学業に秀でた新平は、 15歳で 後の総理大臣の 斉藤 実 とともに 書生として 県庁に勤務するなど その才能を遺憾なく発揮する 。

本人は政治家を志すが 大叔父の高野長英が 弾圧を受けたことから 周囲より医者になるよう勧められる。
本人は気の進まないまま 医学校に進むが 成績は優秀で 医者としての道を生きる決意をする。
そして24歳という若さで 愛知県 医学 校校長兼病院長となる。
そんな中、 岐阜で板垣退助が 演説中に暴漢に 襲われるという事件が起きる 周りの医師は 自分も襲われるだろうと 板垣の治療 を 拒むが 新平は 医師として 岐阜まで 板垣の治療に向かう。 その後、 板垣は 新平に 政治家にならないかと 持ちかけるが 新平はそれを断る。

しかしその後 日清戦争の 帰還兵の 検疫 を 担当していると その行政手腕 の巧みさが 検疫部長の児玉源太郎の 目に留まる 。

そして 後に児玉源太郎が 台湾総督となると 児玉は 新兵を その補佐役として 抜擢する 。後藤新平の 政治家としての人生が始まる。

新平は 医者としての経験を生かし 台湾において 産業の育成や アヘンを禁止するなど 台湾の発展に 大きく 寄与する。

その後新平は、 巧みな 政治手腕を生かし 満鉄総裁や 外務大臣 内務大臣 東京市長 などを歴任する。

そんな中1923年 8月24日 加藤友三郎が 首相在任中に 急逝する。 その一週間後の 9月1日 東京を 大地震が襲う 関東大震災である。

その翌日、 国は 急遽 第二次山本権兵衛内閣を組閣 。新平は 内務大臣 兼 帝都復興院 総裁 に任命される。 日本が混乱に陥る中、 日本そして 東京の復興は 後藤新平の 双肩 にかかることとなっていく。

キャッチコピー
水沢藩の下級武士の子供から、 関東大震災時の 帝都復興院 の 総裁に までなった 後藤新平 を軸に 江戸明治大正 と言う 日本の近代化の 激動の時代を描く。

関東大震災から100年目の年に 東京を 世界でも 類を見ない 革新的な方法で 復興させた 後藤新平 の生涯 を描く。

後藤新平は、 あまり知名度は高くないが、 その波乱に満ちた生涯や 現在の東京の 礎を作った( 道路建設や緑化政策、橋や公園の整備など) ことなどは 大河ドラマの素材としては いいんじゃないかと思う。

大河ドラマは 必ずしも 知名度がなくとも その主人公を中心に 歴史を まとめることができれば、 盛り上がる傾向にある(例、1978年黄金の日日、主人公 呂宋助左衛門)