こういうパターンは普遍性をもつので、誰が書いても同じような展開となる。
ありきたりと言ってもそれだけで陳腐でつまらない創作となるのではない。
同工異曲の中にあって、この西郷と愛加那とのラブは何の個性もなかったのか?
そうは思わない。何故なら「流人西郷」と「特異な風土と歴史をもつ奄美」との
出会いというパーソナルヒストリー=特殊性が色濃く反映されたラブだからだ。
そーゆーこと。