歴史ドラマは、同じ時代の同じ題材を扱う以上、同じ切り口でやったら同じような話になってしまうと思う
特に幕末物は、戦国時代と違ってなぜか似たような話になりがちに感じるし
よほどの新解釈を入れるとか、視点を変えるだけでなくはっきり敵味方を分けるとかしない限りは

例えば、討幕側から描くなら、江戸幕府がいかにも時代遅れでダメなポンコツ組織に描き、
佐幕側視点で描くなら薩長を、権力だけが目的の欲得まみれの悪逆非道に描く、とかやるならともかく、
もし薩長は絶対悪く描かないとするなら、決まった出来事以外の部分で「差」をつけるしかないと思う


その「差」の付け方が、例えば「花燃ゆ」では、「有名事件は全部、雑に描いてみました」とか、そういう作品ごとの
カラーの違いになってくるのでは