・西郷の暗殺疑惑
→中原尚雄らの口供は拷問で拇印を無理やり押させたもの
取調べた3人が裁判でそう認めている。
・西郷は平和的なデモ行進のつもりだった
→挙兵を決めた評議で軍議がなされている。西郷はそれに出席している。
→大山綱良に対して西郷は陸軍大将として鎮台兵を引率すると答えている。
どう見てもデモ行進ではない。
・政府は西郷を潰すつもりだった
→大久保・岩倉・木戸らは2月12日の段階までも西郷の不参加を信じ、
西郷と久光に特旨を下して反乱を鎮撫させようと電報まで打っている
大久保は川村が県下情勢を報告した16日に至っても直接会談での打開に未練を残している
一方、西郷は大久保の暗殺を信じこんでいた
・解軍直前の8月の宮崎で農民が西郷軍を慕っていた
→宮崎は西郷札による農家の被害が最も著しかった県で破産者も大勢出ている
西郷軍は初期の軍費は何とか持ち出したが熊本撤退頃から資金が底をついた
西郷札を強制流通させられた人吉と宮崎で、市民はお互いの土地に押しかけてババ抜きをさせあうという惨状