■「語り=西田敏行=西郷菊次郎」は結果オーライ

「語り=西田敏行=西郷菊次郎」となった経緯について、制作統括の櫻井賢氏は、「当初の計画にはなかったこと」とぶっちゃけた。
もともと語りは、女優の市原悦子に依頼していた。
それが、放送開始前に降板したため、急きょ西田が務めることに。
「予定にないことが起こるのが、このドラマ。西田さんが語りをやっていただくことになった時は、
西郷どんの応援団、神の立ち位置で語りをお願いしました」と櫻井氏。

一方で、脚本の中園ミホ氏からは、原作にある、京都市長の菊次郎が父を語るスタイルをドラマにも入れ込みたいという提案があり、
「さすがに父親の少年時代を菊次郎が語るというのは無理がある。そこで、菊次郎が見たり、聞いたりできる明治編から取り入れることになりました」。

さらに、晩年の菊次郎を西田が演じるアイデアも中園氏によるもの。
「西田さんに相談したところ快諾してくださいました。そうしたら、最初からそのつもりだったかのように、不思議とつながって。
なので、第39回からは語りで『今宵はここらでよかろうかい』は生かしますが、『西郷どん、きばれ』はなくなります」。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&;from=voice&id=5331243