>>532
・12分40秒、大久保は木戸と相談して中央集権を進めるための第一段階としてある案をひねり出した。
版籍奉還である。
 → 案をひねり出したのは大久保ではなく木戸(政府首脳の中では)。木戸が中央主権を
急進的に進めるべく版籍奉還について大久保に相談。大久保は木戸の提案を承諾したが、
奉還後の措置(再交付するか再交付しないか)については、木戸と意見の違いがあった。
・12分40秒、大久保たちは土地人民の再交付をにおわせることで、諸藩の反発を削ごうとした。
 → 再交付をにおわせて、諸藩からの版籍奉還への反発を抑え、これを実行し、
結果として、再交付はされなかったわけだが、木戸(長州系)は再交付不要論だったので、
再交付をにおわせるという、番組のコメントに齟齬はないが、大久保(薩摩系)は再交付論で
あったので、再交付をにおわせる必要がない。従って、”大久保たち”の中に木戸がはいっていると
解釈すれば、何とかつじつまは合うが、こういう言い方(大久保たち)は視聴者をミスリードする。