色々調べて西郷が挙兵の決心をした胸先三寸を推測するに、西郷が立った目的としては困窮士族達の救済で
彼とて本気で万を超える武装集団を率いて東京どころか大阪まで進軍出来るとは思ってはいない筈
ただ熊本城を抜いて南下してくる政府軍を九州中部あたりで迎撃して蹴散らせれば、そこでいったん停戦し、自分は
困窮士族代表として大阪まで上って、そこで大久保達と対決すれば良い
政府軍を蹴散らし薩軍の力を誇示すれば、政府側とて上京した自分を暗殺するなど無茶はすまい、そして交渉で
困窮士族の救済策を政府から引き出せれば、それで西郷の顔は立つし、政府軍と一戦やってこれを蹴散らして譲歩案
を引き出せれば、血気にはやる不平士族達のガス抜きも出来て彼等の不満も押さえる事が出来るだろう

全面戦争でも武力で政府を倒すのでもなく、一戦して力を誇示する事で政府側を交渉のテーブルに着かせる為の限定戦争
これであれば勝算有りと考えたんではなかろうか