まんぷく61話感想より

武者氏は鈴について『シャドウワーク軽視だ。バカなババア扱いしている』とか書いていますが、鈴の場合ババアとかシャドウワークの軽視とかいう以前に、
『尊敬されるか』という点で、性格、行動に問題がありすぎです。

鈴は一つ仕事をすると、必ず文句を言うタイプで(しかもたくさん)、それはどういう仕事をしても同じな上、全く仕事をさせなくても文句を言う。実際家出をし
た時に必要とされていないことにスネて、忠彦に絵を書いてもらってようやく機嫌を直している。

このタイプの人と仕事をするとうっとうしくて仕方がない(実際いてそう思った)。仮に有能であってもイヤだが大抵こういう人は有能ではない。

武者氏はこういう人と仕事をしたことがないか、鈴に対する同情ぶりを見ていると、自分が鈴のようなタイプなのかもしれない。

さらに鈴は、萬平にも福子にも(というか付き合う人全員に)『何か新しいことをしようとする』と反対するタイプでもあり、しかも理由は全然ない(とにかく何
でも反対している)。

これもかなりうっとうしく、たまに会う人はまだしも、いつも一緒にいるとうんざりする。克子や福子が一見冷たく見えるのはそのせい。忠彦や真一は婿で
ある(他人だから)ことと、いつも付き合っている訳ではないから、鈴に優しくできるのである。

鈴のような性格なら、仮に『男で、有益な仕事をしている』人でも、うっとうしがられる。シャドウワークとか、ババアとかいう問題ではない。

続きます