>>688
迷走?前半においても、主人公清盛が中心軸から外れたことは一度もない。
当然、平氏では偉大な父忠盛の存在感が際立っていたし、王家、摂関家の濃いメンバーによる
妖しい宮廷劇の方にドラマの魅力が傾いたとしてもだ。
要するに、未熟な清盛を初めから無双させることをしなかった一方で、脇を固める人物たちの
キャラ造型もまた水際立っていたということだ。
にもかかわらず、ストーリーを動かす起動力という意味では、清盛は常に中心軸であり続けた。
江と並べて二大駄作とやるのがデフォ、オツムが迷走中のババアの大好きな留守番八重さんとは違うw

やっぱ志ん生パートをいちいち挿入する必然性に欠けるので、本筋の自然な流れを遮断する
マイナス効果が上回ってしまっている。
おたくら絶賛の花神に対して、「中心軸のないリレードラマは群像劇とは言えない、特に河井が
すっかり主人公となって大村物語から遮断された形で独自の展開を見せたのは、ドラマの統一性と
凝縮性を損ねた」と批判したが(あくまで総集編の感想)、いだてんも似たような印象。