いだてん感想9回より

>オリンピックに関わることができるのは今回だけ。
>安仁子は、夫のことを思い、嘉納治五郎にそう頼み込んでおしました。
     中略
>これが正しい彼女の「内助の功」ですよね。
>そうそう、こういうのが見たかったんです。

武者氏は今週のMVPに、大森兵蔵と安仁子を選んでいる。武者氏が大森夫妻を評価するポイント。

・人種差別、身分差別を乗り越えて結婚したから
・妻の方が20歳上なのにイチャイチャできるのは愛があるから
・安仁子は頭も良くて、気が強い造形だから好き

ネットを見ても、私と同じ意見の人はあまり見当たらないのですが、今回の大森夫妻は、全くいい話ではないと思う。

大森兵蔵は肺結核で、4年後のオリンピックは無理だから、今回参加したい(一応陸上についての練習プランは作っているが)。それを安仁子
が、嘉納に頼み込んだ、と言う流れですが、これ「内助の功」でしょうか?安仁子の中ではそうかもしれませんが、私はそうは思いません。

大森夫妻の役目は、日本で初めてオリンピックに参加する、金栗四三と三島弥彦のお世話をする。つまり2人ができるだけベストコンディション
でオリンピックに臨めるように、マネジメントすることでしょう。

なのに、夫が肺結核では、マネジメントに差し支えるし、2人も不安になる(最後のオリンピックだから行かせて欲しいというのは、金栗も三島も
知らない上に、今回兵蔵が咳をしていることで、2人とも大丈夫?と思っている)。

続きます