駒は自分の悲しい生い立ちやトラウマを抱えつつも、『このままじゃいけない』と前に向かって生きられる人。だから『麒麟』という言葉や存在が彼女の中に大きく根付いているんだと思います。
そういう部分を立体的に表現したかったのですが、門脇さんが本当にうまく演じてくれています。
戦のせいで両親を失ったという“被害者意識”だけじゃ、前に進まないと思うんです。『それを乗り越えて生きていくんだ』という生命力が駒の一番の魅力にしてベースメントで、光秀と合致します。
武士の光秀は常に死と隣り合わせの中、どうやって美濃を守っていくか。庶民の駒は武士の戦に翻弄されながらも生き抜こうとする強い思いがある。
武士と庶民、違う生き方をしていても、『今を生きていくんだ』という思いは一緒。光秀はもちろんですが、このドラマは駒で回っていると言ってもいいぐらいだと思います」と、その重要性を力説した。
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