毎度連投さん以外に何方も反応していただけなかったのですが、>>179のクイズの答です。
Xは「アイヒマン」、Yは「アーレント」、Aは「ユダヤ人」、引用したのは森分大輔『ハンナ・アーレント 屹立する思考の全貌』209〜210頁です。
なお、>>179で「集団名」と書いて「民族名」としなかったのは答がバレるのを避けるためです。

「過去の発言との食い違いや、一貫性のなさを自覚でき」ず、
「救済者として自身を語ること」もあらゆる迫害を「自らの責任だとホラを吹くことも、同じ真剣な調子で述べることが可能」で、
「決まり文句を繰り返し発言するだけで満足」するようなところが、武者氏に似ていると思ったのです。

そして何よりも武者氏がアイヒマンをネタにしている、かの「凡庸な悪」です。
『なつぞら107話レビュー』(@2019/08/02)の2ページ目、『拷問、拷問、また拷問! 映画『沈黙 -サイレンス-』における切支丹弾圧の恐怖』(@2020/07/28)の2ページ目では、
アイヒマンの名前は出てきませんが、アーレントと「凡庸な悪」は登場しました。
そして『麒麟がくる第11回レビュー』(@2020/03/31)2ページ目では、アイヒマンも登場しています。
『なつぞら』についてはpart10スレレス番750・752・827・833、『麒麟』についてはpart17スレレス番242・251・255以下をご参照ください。