>>325 より続き

これ、「『ハリー・ポッター』でハーマイオニー役」が問題ないと言うのは分かりますが、他のものが分かりに
くいんですよね(コメント欄にも同様のものが来ているが)。黒人⇒白人に役を変えるのは×で、逆に白人⇒黒人
に役を変えるのが○というのが。小檜山氏は単に「駄目」と書いているだけで理由が書いていないので(そこが重
要なのに。この時ホワイトウォッシングについては調べたんですけど、良く分からなかったんですよねぇ)。

この後、ツィッターなんかを見ていて「黒人⇒白人は×だが、白人⇒黒人は〇」と言う理由が私なりに分かってき
たので(完全ではないかもしれませんが)それを書いてみたいと思います。

まずこれはハリウッドの問題なので、アメリカ国内の白人と黒人の割合ですが(「アメリカ合衆国の人種構成と
使用言語」ウィキより)2010年で 白人が72.4%、黒人が12・6%。

ハリウッド俳優の白人と黒人の比率は分からないのですが(探せなかった)、この人口の割合から見て白人俳優
の方がかなり多いでしょう。国内のパワーバランス的に見ても 白人 > 黒人 でしょう。映画の中でも白人
の役が多いし、主役も白人が圧倒的に多いはずです。こういう状況で「白人以外の役柄に白人が配役」されてし
まうと黒人(それ以外の有色人種もですが、ちなみにアジア系などは黒人より少ないのでさらに不利)のやれる
役がなくなってしまう。

こういう状況があるので、黒人(有色人種)が白人の役をやるのはOKなのでしょう。つまり元々黒人(有色人
種)のやれる役は少ないので、黒人(有色人種)の俳優の機会を増やすため、白人⇒黒人に役を変えるのはいい
という事になるのだと思います。

続きます