<もしも『鬼滅の刃』五感組が現代に生きてたら? 怖いのは周囲の無理解かも>

6ページもあって魚拓を取るのがめんどくさいので取ってませんが、6ページ目が小檜山氏(武者氏)らしいので引用。

同調圧力→排除の理論をアップデート(←小タイトル)

>2010年代にこの作品がヒットしたことには、大きな意義があります。それと共に、かつて少年少女だった読者の皆様に
>も、考えて欲しいこともあります。

>五感組のように、敏感な誰かをバカにしたり、嘘つき呼ばわりをしたり、除け者にしなかったかどうか。
>近所、学校、職場にいたそういう人を、

 >「考えすぎじゃないの?」
 >「もっと素直に見ればいいでしょ!」
 >「妄想乙w」

>だのなんだの、一蹴していなかったかどうか。
>敏感であることを、ヘタレだのビビリだの言っていなかったかどうか?

>『鬼滅の刃』の低評価を見ていると、怒りや激しい反応もしばしば見られます。憎悪をこめて、吐き捨てるようなレビ
>ューが多いのです。

 >もっとすっきりと戦え!
 >かつての少年漫画にあった豪快さがない!
 >説教くさい主人公だ、こんなもの納得できるか!
 >キャラクターの行動が理解できない!

>理解できないのだとすれば、それは当然のことだとは思います。
>炭治郎はじめ、本作の人物は身近にいる平凡な人物のようで、感覚の範囲が異なるものが多いのです。

>人は、理解が全くできない存在に対し、同調圧力を加え、それがダメなら「排除する方が楽だ」と考えてしまいます。

>『鬼滅の刃』を見て生まれるモゾモゾとした感覚が、不安や怒りに変わり、やがて長文のアンチレビューを書いてしま
>うのでしょう。

>ゆえに私達は意識せねばならないのでは?
>世の中には、感覚の範囲が普通とは違う人がいる。
>というか、そもそも普通って何なのか? 普通の範囲を疑ってみませんか――。

>そんな問題提起を促す『鬼滅の刃』は、紛れもなく有用な作品です。

続きます