>>673の続き

小檜山氏も最上義光プロジェクトも大意は同じだと思いますが、後者の方が大河ドラマ批判の内容に具体性があり、しかも好意的な部分にも触れ、それでもなお批判する理由を述べています。
クソレビュアー(小檜山・武者同一人物としてですが)とは違う、きっちりした地元の歴史愛好家の文章であると思います。
そこで同プロジェクトが地元における過去の最上義光への評価に関してどのように述べているのかをみてみます。

――【「人物叢書『最上義光』は迷わず買いだ! 発売直後にバカ売れ瞬殺で重版決定のナゾを解説」(by 最上義光プロジェクト)(@2019/11/19(2016/03/23))より引用開始】――
実は昭和期に発行された山形の県史市町村史や戦国系の本では、何故か最上義光について感情的な悪口のようなことばかりが書かれているという、不思議な現象があります。
こうした書物を手に取った人は多くはないと思いますが、いざ調べるとなると手に入るのはこうしたものであったことは、創作物に大きな影響を与えたであろうことは想像に難くはありません。
なぜそうなったのかは謎で、当時の山形県の有力者が義光を毛嫌いしていたという噂もありますが、推測の域を出ません。
――【引用終了】――

先ほどとは一転、小檜山氏よりもかなり歯切れが悪くなっています。
小檜山氏が嘘をついているとまではいえませんが、十分な確証を得ないまま、あるいは一部の声・動きのみを過大に評価し、議論している可能性はあると思います。
一坂太郎氏も長州所縁の人だったと思いますが、幕末長州のことを結構叩いてましたから、山形で最上を批判する声が大きかったとしても、ある程度は理解できます。
いずれにせよ、>>668

>最上義光の研究者の本や山形市史を参考にして『独眼竜政宗』を作り上げたのなら(そうかどうかはっきりしないが)この点(『独眼竜政宗』の最上義光像)について、NHKに非はないと思う

とおっしゃっているように、最上義光プロジェクトレベルまでいくならともかく、安易に大河ドラマないしNHK批判に結びつけていいものか、一層の検討が必要でしょう。
なお、繰り返しになりますが、なせ武者レビュー本文中で同プロジェクト執筆記事へのリンクを貼らなかったのか、疑問に思いますし、
そんなことだから小檜山・武者・長月以外のメンバーが頑張ってくれなくなるようにも思います。

以上、毎度連投さんが既に確認されていたことかもしれませんが、お目汚しまで。