>>675 「最上義光プロジェクト」は知りませんでした(何しろ、「武将ジャパン」の歴史記事を読んで間違いを信じたくな
いので、武者氏以外の歴史記事はなるべく距離を置くようにしているから)。引用ありがとうございました。

>>627 4ページ目

>そのうえで、尾張と美濃の激しい戦いについて語ります。今こうしていても、誰かが戦で命を落としている。そう考える
>と、辛うございます――そう語るのです。
>「どの国からも、戦がなくなればよい。お岸やたまが大きくなったとき、穏やかな世であればよい。そう思うのです」
>煕子はそう語ります。

>大河にありがちなおちょくりとして「戦は嫌でございます!」というものがありました。
>ヒロインがお約束。平和主義者アピールのように「戦は嫌でございます!」と言うというものです。
>ふざけきった話です。
>戦国時代の女性ならば、しみじみと、人が死ぬのは嫌だと思ったところで、実感のこもった話でしょう。
>それをこうも軽薄な受け止め方をされるようになったのは、作り手の問題でもあるし、受け手の問題でもある。戦争や
>落命の実感が遠かったということでしょう。

>そういう状況に、池端さんは怒りを感じられていたのかとも思う。自己批判、大河堕落への怒りの波動のようなものを
>感じる。

>戦国大名になったら楽しそうだの。維新志士と恋愛するだの。歴史を向き合えば、そんなものはただの悪夢でしかない
>とわかりそうなものです。
>そういう意識が薄れて、歴史も楽しいコンテンツになっていった。そこをひっくり返して、生々しい血の臭いや、苦痛
>を取り戻そうとしている。そういう気合を感じる。
>だって池端さん、お父様の戦争体験を本作についてのインタビューで語っていましたから。戦争は美化したらいけない
>ものなのだという意識を強く感じました。

続きます