>>799 2ページ目

>そのうえで、朝倉様からも書状が届いているとか。
>甲賀の和田の館に向かうよう、光秀に勧めろというのです。覚慶を引き受けてもよいと、朝倉は思っているとか。この
>狡猾な日和見が滅びのもとになると、伏線が貼ってある気がします。
>行くかどうかは光秀次第。そうボールを投げつつ、覚慶がどのような方か知りたいだろうと誘いをかける。
>そのうえで、路銀は朝倉が出すとも保証。まあ、当たり前じゃ。そう添えます。そうそう、光秀はお金を気にするから
さ。

>そして、こうも持ちかけます。
>「なあ十兵衛。このまま越前で、世が変わるのを座して待つつもりか? 今、武士の世は大きな曲がり角に来ておる。それ
>をどう拓いていくのか? おぬしもわしも正念場じゃ」

>この光秀への問いかけは、深いものがあります。義輝は、光秀に妻子と共に静かに生きるべきだと投げかけていた。それ
>とは真逆の事を投げかけている。
>このあと、光秀は覚慶の器も確かめるけれど。久秀の器も、信長の家臣としてはかることになります。

続きます