>>878より続き

(4)【引用開始。なお、(3)に直接繋がる文章である】
それを踏まえて、これは外さない布陣だとは思います。ブランドネームとして流布されている彼の作風を考えると、これは絶対に外せない鉄壁の構えを感じるのです。
・三作目である
・『新選組!』、『真田丸』の評価も高い
・そしてこれが大事! 斬新で型破りでも、彼の作風であるとして受け入れられ易い
「まぁ、三谷さんだからな……」
そう視聴者が補正をかける。これが今までは「悪ふざけしやがって」とマイナスに受け止められがちではありました。
【引用終了】

『真田』の評価ってそんなに高かったですか?近年どうしようもない駄作が多いので相対的に多少高くみえるというくらいのような気がします。
ちなみにこのスレのpart1を立てた人には、『真田』を絶賛する武者氏に対する反発があったようにも思います。
『組!』については、私自身は比較的高評価なんですけど、世間的にはヲタが騒いでいただけのような印象もあります。
両者とも、武者氏の大好きな「エコーチェンバー効果」が大きかったんじゃないでしょうか?
「彼の作風であるとして受け入れられ易い」って、武者氏はこんな考え方を嫌っている・世間での評判を無視しているかのように振る舞う人物だと思っていたのに、こんなことでいいのでしょうか?
挙げ句、武者氏は「大河ブランドの総大将として、三谷氏以上の人材は、そういう点ではいない」とまで申しております。
北川先生の次は三谷先生をゲットだぜ!という声が聞こえてきそうです。
ちなみに『真田』は典型的な右肩下がりの視聴率推移でした。

(5)【引用開始】
彼のセンスが一番発揮されていると私が思うのは、『真田丸』の最終回、最終の場面です。
真田氏の上田藩から、吉田松陰の師匠である佐久間象山が輩出される。
つまり、真田氏は幕末維新において討幕の鏑矢を放ち、徳川への復讐を果たしたのではないかーーこう誘導したわけです。
・・(中略)・・
むしろ、歴史フィクションはこういう飛躍をしてこそ、伝奇的な旨味が出てくるもの。
嘘をつくにせよ、この場合は幕末まで調べるわけですから、無駄な手間ひまがかかります。
【引用終了】

いえ、私などはあの『真田』のラストで「???」になってしまったクチです。
「幕末まで調べる」って、みなもと太郎『風雲児たち』にも書いてありましたし、三谷氏がこの漫画のファンで、『真田』の後にドラマ化された際の脚本家だったことくらい知っとけよ!
小檜山氏には「この歴史漫画が熱い!」で『風雲児たち』を取り上げてほしいですね。
半端じゃない知識を持った人々のコミュニティが(多分四半世紀前くらいから?)存在するので、迂闊なことを書いたらフルボッコですよ!

とりあえず以上ですが、また思いついたら追記します。