>>120 >>122-123

面白い考察なんですが、そういう意図の脚本だったとして、やっぱり脚本がまずすぎるような。

それだと「山崎吉家」という人物はもっと前からキャラクターを立たせて「どういう人間なのか」という事を描かない
と、唐突なのは否めないと思います。山崎吉家って前から少しはでてきたが、ほとんどキャラが立っていなくて、今回

【じつは 山崎吉家という家老は上洛に反対していて、主君の嫡男をの毒殺をする様な人間だったのでした】

だけでも驚きましたが、120 122 の考えだと、

【じつは 山崎吉家は朝倉家の陰の大物であり、伊呂波大夫をも使い光秀を操って、嫡男暗殺をして邪魔な義昭を追い
 出したのでした】

という事になりますが、こういうことを描くのに1回だけでは少なすぎるし(毒殺自体は1回でいいのですが、山崎の人
物を描くのにもう少し時間と手間を使わないとという意味です)、山崎吉家の大物感をもう少し出していかないと大半
の視聴者には何が何だか分からないでしょう(それこそ演者は榎木孝明なんだから、そこら辺は少ないシーンでもいく
らでもできそうだし)。今回の馬と最後の「義景に挨拶させない」だけでそれを理解しろ、と言うのは無理ゲーかと。
それと「山崎吉家が阿君丸の毒殺の主犯」なら今回のタイトル「三淵の奸計」というのが矛盾してしまうと思います。

後、確かに今回の伊呂波大夫の言動は矛盾していますが、今までの太夫の描き方から言って「信用ならない女」という
描き方ではない(というか、ほとんどの人に信用されている。帰蝶、松永、東庵、駒、前久、みんなそう)。だから太
夫が「信用ならない女」ということなら、それこそ峰不二子みたいにそういうところを今までのシーンで入れておかな
いと視聴者がついて行けないので、いい脚本とは言えないんじゃないでしょうか。