麒麟がくる27回感想魚拓より

>そこへ呼んでもいないのに藤吉郎が入ってくる。この野郎……。
>東庵と駒は、以前会ったことを覚えています。藤吉郎のおそろしいところって、笑顔でズケズケあがりんできても許
>せるところなんですよね。そりゃ、乱破を使わせますよ。人の心の壁を破っていきます。

>ここで藤吉郎は、駒と再会して感無量。
>シリアスになるとそこは佐々木さんなので美形に見える。あの折、字を教わったおかげで、今のわしがある。織田信
>長様の元で、立派な侍になれた。そう言い切るのです。

ここ、藤吉郎や駒がどうのというより、藤吉郎の鼻先でピシャッと戸を閉める光秀の方が「この野郎・・・」と言う気
になる(笑)。

それでここのシーンもそうですが、このところの光秀の表情が良くないのが気になるんですけど。この藤吉郎と駒の再
会のシーンでの光秀なんですが、なんかムスッとした表情と言うか、睨んでいると言うか、そんな感じの表情なんです
よねぇ。光秀が駒を好きだと言うならそういう表情なのも分かるんですが別にそういう事でもないし、この場合「へ
ー、藤吉郎と駒って既に知り合いだったのかー、奇遇だねー」みたいな顔をしていればいいような気がするんですが、
そういう感じじゃなかったんですよねぇ。

この後も何か光秀の顔がムスッとしている感じに見えるんですが(いや、本当にそういう状況ならば分かるんですがそ
ういう状況じゃない時に)、武者氏みたいなことを言ってしまうと、もしかして長谷川博己、この作品の光秀をどう演
じていいのか分からずに困っているのが演技に出ている?と思ったんですが。この頃の光秀を見ていると賢いのか馬鹿
なのか分からないし、いい人にも悪い人にもどっちにも取れちゃうような脚本演出に見えるので、そう見えてしまうの
ですが。

「脚本が遅れて現場が混乱してるんだーッ!!」という、武者氏的なことを考えてしまう私でした(笑)。