今朝、他板で書き込めたので大河板視聴率スレのテンプレを更新しようとしたら、また「ERROR:余所でやってください」が出てしまいました(T_T)

私もウン十年前に東洋史学を専攻していましたが、中国史のことはほとんど忘れましたorz
しかし、小檜山氏が中国文学・中国哲学・東洋史学を専攻していたとは思えません。1月26日付け本丸「『麒麟がくる』で「来ない」と話題になった――そもそも「麒麟」とは何か問題」(保管庫に魚拓あり)で、同氏は次のように述べています。
【引用開始】
このことを示す言葉として「西狩獲麟(せいしゅかくりん)」があります。出典は『春秋左氏伝』「哀公伝一四年」。
春秋時代の哀公伝一四年――。
西の方で、麒麟が捕らえられました。その姿を見て、人々は不気味な珍獣であるとおそれたのです。
【引用終了】
『春秋』は孔子が編纂したと伝えられる経書の一つで編年体の歴史書、これに左丘明が注釈を施して伝えたものが『春秋左氏伝』。
一般的にはこの書物から引用する場合には、「左伝哀公十四年」等と記載し、小檜山氏のように「哀公伝」なんて言いません。同氏は『春秋左氏伝』を『史記』以降の紀伝体の書物だと勘違いしている可能性があります。
東洋史学を専攻した人間なら、こんな表記はしないと思うのです(詳しくはpart15スレレス番546参照)。
呟き内容から現代中国語を学んだ経験はあるのかもしれませんが、中国古典を読むための専門教育は受けていないような気がします。
また、8月26日付けnote「はじめまして、こんにちは!今後のこと」では次のように述べていおり、日本史専攻とも思いにくいのです。
【引用開始】
歴史系ポータルサイトは複数ありますが、大半は日本史、しかも戦国と幕末を中心としています。
なぜか?アクセスが稼げるから。逆に言えば、それ以外の記事は提案したところで通りにくく、好きな方がブログでやるしかない。
【引用終了】
最近の本丸での小檜山記事は、漫画関連を除けば、イギリス史・ブリテンと関連があった範囲でのフランス史(の再アップ)がほとんどです。
また少しは英語ができるようですから、上で指摘がありますように、英語圏への短期留学はしていたのでしょう。
一方で小檜山記事には、一次史料(一次史料を編纂したものも含む)を読んだと思われる形跡が感じられません。
以上を総合して、英文学(文学研究よりも語学系)専攻の劣等生で歴史好きだった人物ではないかと思うのです。主張内容も「英文学系の意識高い系」(勝手なイメージです)と考えると、個人的にはしっくりきます。