麒麟がくる29回 4ページ目

>悪とは何か?そう問われたところで、人は、きっぱりハッキリ答えられるか。
>摂津晴門周辺の濁りきった悪を、現代人が悪だと言い切れるか。ここは肝心ではありませんか。

◆SNSで揺らぐ平和意識 戦争容認、簡単に「いいね」:日本経済新聞(→link)

>こういう記事がある。
>若者だけの歴史認識が歪んでいるということよりも、じわじわと社会全体が【凡庸な悪】に絡め取られているのかもしれな
い。
 
 第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的
 規範に盲従した人々によって行われた陳腐なものだが、表層的な悪であるからこそ、社会に蔓延し世界を荒廃させうる、と
 いう考え方。(コトバンク)

>「でも、摂津さんも家族には優しいかもしれないし……」
>「摂津さんのやり口を否定したら、困る人もいるだろうし」
>「それで今までやってきたんでしょ」
>「和を乱しちゃダメ」「誰も殺しちゃいないよ」
>「摂津さんはいい人。だって光秀が妻子を呼べるように土地くれたんでしょ。それを断る光秀が空気読めないよね」

>たとえ上記のような考えがあったところで、別に驚きはしません。
>むろん自分とは全く一致しないし、そういうことを言う人と一緒に楽しくご飯を食べる気にはなりませんが。

>摂津晴門は、信長のように箱詰め生首を持ってくるわけじゃない。サイコパス連呼される人間でもない。
>だからこそ、私の周囲にも、あなたの周囲にもいるかもしれない。
>まさしく【凡庸な悪】です。

続きます