萩原朔太郎は京都に観光旅行にいったら、修学旅行中の女学生が等持院で、
「尊氏だわ」
「朝敵ね」
「逆賊よ」
「唾をかけてやろうかしら」
「こいつめ、こいつめ」
と罵声を浴びせる姿に絶望したと書き残している。