上でも少しお話がありましたが、昨日、小檜山氏が2つの記事をアップしましたので魚拓を採取しました(「○」を削除して「//」の後の半角スペースに「a」を挿入してください)。

 部分的には理解できる部分もありますが、全体として意味不明。
 小檜山氏は、「水戸学に源を持つ皇国史観」「脱亜入欧思想」「大アジア主義」をごちゃ混ぜにして大日本帝国の政治体制及び対外膨張政策を批判しようとしているから、御本人でもワケワカメになってるんじゃないかと思います。
 また、「廃仏棄釈」を単純に水戸学の神道的要素に帰してますが、垂加神道の山崎闇斎も仏教を排撃(以前にもこのスレで指摘あり?)したことには触れておらず、斉昭憎しの一点張りの記事です。
 記事Aで小檜山氏は
 【陽明学の命題でその意図は次の通りです。人は生まれつき、性と理が一体となった心がある――。
  これは朱子学の「性即理」に対するもので、「性即理」とは、情に動かされずに性に沿って生き、理を求めていく――。ことを指します。
  つまり陽明学では、人は生まれながらに誰でも聖人となりうる心があるとみなしており、劇中でその「心即理」を示すことにより、渋沢栄一とその同志たちが陽明学を学んでいたとわかるのです。】
  述べており、間違いとまでは言えないもののピントのずれた説明のような気がするので、詳しい方がいらっしゃれば、解説していただけるとありがたいです。
 また、記事Aでは
 【福沢諭吉は「儒教から学べることなんてないから捨て去るべきだ」と全面否定し、【脱亜入欧】を掲げました。
  一方で渋沢栄一のように儒教を大事にする考え方もある。『論語と算盤』はまさしくそうした考えが反映されています。】
  とも述べていますが、福沢は本当にそんなことを言ったのでしょうか?確かに彼は『脱亜論』を書きましたが、個別の学問・技術の移入は別として、包括的な入欧論は説いていなかったように記憶しているのですが・・・。
 なお、この引用の後、渋沢と儒教についての武者氏の見解が読めるのかと期待したのですが、突然トランプ前大統領からポピュリズム批判、それが斉昭・東湖批判になるという展開で、彼女の頭の中の散らかり具合がわかります。

〔記事A〕(『武将ジャパン』に掲載。保管庫の【魚拓一覧その1(青天を衝け魚拓)】に所収)
【参考記事】「水戸学とは何ぞ?斉昭のパフォーマンスが幕末に投じた思想的影響のヤバさ」(by 小檜山青)(@2021/05/29) (1) ht○tps:// rchive.is/s1cht (2) ht○tps:// rchive.is/VjxnP

〔記事B〕(小檜山noteに掲載。保管庫の【魚拓一覧その3(小檜山noteの記事(『おちょやん』レビュー・『おかえりモネ』レビュー・『司馬遼太郎の何が問題か?』・「『ゴールデンカムイ』感想まとめ」を除く))】に所収)
◎「「呉座勇一事件」と皇国史観スターターキット」@2021/05/29( ht○tps:// rchive.is/vVKEu )(13スキ)

 ※(The Creative CAT・the_creative_cat)(kaz4.skmt・kaz4_skmt)(minao.ohse・minaoohse)(3710920・3710920)(itou_tosiyuki・itawasa3)(稲場圭信 大阪大学大学院教授(人間科学研究科)・dr178)(上原博明・hiroaki_uehara)
  &(非会員からの6スキ)
 → 最後の部分は100円の有料記事。それにしても記事アップから魚拓採取まで約半日でこれだけの「スキ」が付くことも珍しい(しかも普段は小檜山noteにスキをしていない人物)。