『青天』第29回レビュー魚拓です(「○」を削除して「//」の後の半角スペースに「a」を挿入してください)。
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 【今回もまた徳川家康が登場。彼の役目は何かというと、明治政府をディスることでした。確かに明治政府のスタートは順風満帆ではないし、計画性もなかった。
  しかし家康の言葉は引っかかります。というのも新政府をけなすことによって、幕臣を褒める手法のような気がしてなりません。】(1ページ目冒頭)
 → いや、それってあんたがこれまで散々言ってきたことでしょうが―!!

 【大隈の元に、玉乃がやってきました。玉乃は栄一が気に入らず、幕臣百姓だのなんだの文句をつけますが、私が大隈ならこう言うかな。「小栗忠順を殺してしまったのがつくづく悔やまれるんだよー。その下位互換かもしれない渋沢でも、使えるものは使おうよ」
  ただし、本作の小栗は、筋肉で問題解決しそうなネジ好きモブ扱いで残念でした。】(1ページ目)
 → わざわざ大隈にそのように発言させる根拠は?小栗の描写が十分だったかは各々議論はあろうが、『青天』はこれまでの幕末大河に比べると、かなり小栗に尺を割いていたと思うのだが・・・

 【(栄一は)幕臣から新政府へ。そこに大きな葛藤があればまだしも、明るくハキハキ、さして悩まずに「新政府でがんばる!」とアピールされると萎えるばかりです。】(1ページ目)
 → 精神的な意味での深い葛藤が十分に描かれていたかといえば議論の余地はあろうが、栄一にも新政府出仕までに色々あったことは描写されていたはず。さらに今回の惇忠の描写にはその「葛藤」を補完する面もあったのでは?

 【(栄一は)早口で怒鳴り散らす。いずれも明治だったら「下品だ」と叱られそうな所作ばかりです。時代劇特有の味わいがまるでない……。玉乃の不満も当
然でしょう。
  トップが鶴の一声でホイホイと人事を決めてしまっては、現場に混乱を招き、上がる成果も上がらなくなってしまうでしょう。明治維新の礼賛ではそういうワンマン組織をやたらと褒めますが、良いことばかりではないはずです。】(1ページ目)
 → 特に怒鳴り散らしてはいなかったと思うし、栄一がおしゃべりなのはこれまでも描かれてきたところ。あと、明治新政府サイドの大河でワンマン組織をやたらと褒める作品ってあったか?今後、大久保主役作品が作られたらどうなるかは知らないが。