泰時「鎌倉殿ぉ!!」
義時「行かせん」
時房「通せんぼッ」
泰時「鎌倉殿ぉッッ !!!」

政子「実朝…ウッウッ…」
義時「ウッウッ…(嘘泣)」
泰時「…」
政子「…でもせめて公暁は生かしてあげたい…」
実衣「!何言ってるの!顔に焼き印を入れて目を抉り耳鼻を削いで晒し首にするべきよッ !」
政子「…でも私の孫なのよ…」
実衣「孫だから何ッ !鎌倉殿を殺した大罪人を生かしておけるわけないでしょッ 微塵切りよッ肉団子よッ肉骨粉よッ !」
義時「おそれながら姉上…鎌倉殿を殺した大罪人を生かしておく事はできませぬ…ウッウッ…(嘘泣)」
政子「…ウッウッ…」
義時「どうか…助命嘆願はなさりませぬよう…ウッウッ…(嘘泣)」
政子「…分かったわ…ウッウッ…」

泰時「尼御台…お話が…」
政子「何?」
泰時「父上は…鎌倉殿を見殺しに致しましたッ !」
政子「!そんな!…!」
泰時「…北条を許してはなりませぬ…義時…時房…そして…義村…!」
政子「いや私も貴方も北条でしょ、それに義村は北条じゃないし…」
泰時「あッ…!」
政子「…でも…小四郎は…私が許しませんッ !」