割り箸は江戸時代の「割りかけ箸」や「引き裂き箸」と呼ばれる竹製の箸を起源にしている[2][1]。1709年(宝永六年)に書かれた出納簿のなかに「瘁iすぎ)はし」、「はし」と並んで「わりばし」が記載されている[4]。1800年(寛政12年)頃とする説もある[1]。

ただし箸の生産が生業として始められたのは大和下市(奈良県下市町)でのことである[2]。奈良県下市町は江戸時代の寛政年間以来、吉野杉で作られる樽の余材を利用した割り箸を産物としており「わりばしの発祥の地」を標榜している[5]。