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先人たちの底力 知恵泉▽名君なれど名君ならず 徳川綱吉 部下の目線に気付け
2018年4月24日(火) 12時00分〜12時45分

本来画期的な福祉政策になるはずの「生類あわれみの令」は、なぜ悪法となってしまったのか?江戸幕府5代将軍・徳川綱吉が、高い理想を掲げながら失敗に至った原因に迫る。.

子どもや老人を平然と捨てていた社会の価値観を変えるために、綱吉は「命を大切にする心」を育もうと犬などの動物を保護することや「捨て子」を地域で育てることを厳命。
しかし、なぜ「動物保護」や「地域での子育て」が必要なのか、その意図をしっかりと伝えなかった。
町民たちにとっては、理由も分からず、出費だけがかさむ悪法にしか映らなかった。言うことを聞かない町民とさらなる命令が繰り返され、悪評だけが広まっていく。